日本の食料自給率
日本の食料自給率の現状
フードマイレージと密接な関係があるのは、食料の自給率です。食料自給率とは、国内の中で食料がどれくらい生産されているかを示す値のことです。
人が生活していくためには、性別や年齢、体型に見合った量のカロリーが必要です。日本では重量ベース、カロリーベース、生産額ベースなど3種類の方法を使って自給率を表していますが、一般的には食品に含まれるカロリー(熱量)を用いた総合食料自給率がよく用いられます。
では、日本の食料自給率の現状を見てみましょう。

(農林水産省試算)
このグラフによりますと、日本の食料自給率は年々低下して、現在では40%とおもな先進国の中でも最低の水準です。では、日本の食料自給率は下がってきた原因はなんでしょうか?
高度成長期から、ごはんを食べる量が減り、肉や油を使った料理が多く食べられるようになりました。さらに、人口に比べて土地が狭い日本では、大豆などの油の原料や、とうもろこしなどの家畜のエサを十分につくることができず、小麦、砂糖なども、ほとんどを輸入に頼っています。現在、国内の生産だけで、ほぼ自給自足しているのは、お米、野菜、卵などです。
また、食料自給率が低くなると困ることがあります。日本の食料自給率が低いということは、諸外国から多くの食料や農産物を輸入していることになります。つまり、日本に食料を輸出している国で、農産物の出来高が少なくなったり、日本との間の国際関係が悪くなったりすると、輸入できなくなるというリスクがあります。
そのため、安定して食料が得ることができるように、食料自給率を高める必要があります。食料自給率を高めることは、フードマイレージの低下と密接な関係があるのです。